訪問看護師が考える、高齢社会における在宅看護の重要性 | 訪問看護師の求人・募集ガイド【探し方から業務内容まで】

訪問看護師が考える、高齢社会における在宅看護の重要性

平成25年版の高齢社会白書(http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2013/zenbun/25pdf_index.html)を見ると、平成24年10月現在の高齢者人口は3、079万人で高齢化率は24.1%、将来推計人口を基にした30年後の高齢者人口は3,878万人でピークに達すると推計されています。
平成24年度高齢者の健康に関する意識調査(http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h24/sougou/gaiyo/)では介護を受けたい場所・最期を迎えたい場所、共に「自宅」がトップでした。

また、平成22年度社会保障費用統計(http://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/fsss-h22/fsss_h22.asp)によると社会保障給付費は平成22年度に過去最高となっており、そのうち高齢者関係給付費が2/3を占めています。

平成12年にスタートした介護保険制度は、このような状況を予測し社会保障費を抑えるために介護と医療を整理し、それまで措置や応能負担で行われてきた福祉分野に応益負担の考え方を盛り込んだものです。
3年ごとに制度改正を繰り返しながら「病院から在宅へ」という流れが整備され、訪問看護も在宅生活を支える重要な柱として位置づけられました。

「個人の価値観」に重きを置くようになった所謂「団塊の世代」以降の高齢者のニーズに応えるためにも、「猫も杓子も病気になったら病院へ」という考え方からの転換は必須だったと言えます。
現在、訪問看護ステーションの数は増加傾向ですが、利用者数も着実に増加しており、ことに医療依存度の高い利用者が増えています(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000032e8y-att/2r98520000032ee0_1.pdf)。
高齢者人口が増えることに加え、価値観の多様化によって在宅療養や在宅死を希望する人は今後も確実に増加することが十分予測されます。

独居や夫婦のみの世帯が増加する中、高齢者が介護が必要になっても安心してその人らしい生活を送れるために、訪問看護を含めた在宅サービスの充実は急務と言えるでしょう。