訪問看護師に求められること~必要なスキルと考え方~ | 訪問看護師の求人・募集ガイド【探し方から業務内容まで】

訪問看護師に求められること~必要なスキルと考え方~

基本的な看護技術が身についていることやコミュニケーション技術が求められるのは、自明のこととしてここでは横へ置きましょう。
訪問看護に特徴的なスキルといえば、「マネジメント力」です。

病棟では疾病にまつわる症状やADLを中心に、看護計画を立てて評価していますね。
訪問看護の対象者は、治療・療養中心の生活から、「家族や地域を含めた自らの生活」を中心に据えて、療養も組み入れていく存在にシフトしています。
ですから、利用者様のニーズは疾病にまつわることに留まらず、時には「病気には良くないかもしれないがQOLを優先したい」という場合も出てくるのです。
そんな時、訪問看護師が治療優先の価値観だけで相対していては埒があきません。
病棟で行っていた看護を在宅に持ち込むだけではない難しさが、ここにあります。

利用者様の生活の目標を達成することと、療養のバランスをどう取っていくか?
どんなケアを行い、どんな医療・介護サービスを取り入れ、どのような社会資源を利用していくか?
ひいては不足する社会資源を開発し、地域の健康レベル向上にまで結びつけていくか?
もちろん訪問看護師だけで考えて行うことは到底できませんので、利用者様やご家族様、ケアマネがいればケアマネや他サービスなど、多くの関係者と共に方向性を考え、社会資源を探り、実施して行くことになります。
そこで生活全体を見渡しながら「セルフケア力を高め、目標を達成するのに必要な健康状態をどう保持するか」という視点を盛り込んでゆくことは、他のどの職種にもできない、訪問看護の独自性なのです。